 | あらら、原稿書きにかまけてまた発売日直前になってしまった…。昨日発送しましたので、27日(月)には店頭に出ると思います!今回の特集記事は、“重厚なアイテム”をお届けします。
(GPホームページ予告と補足コメント) >第1特集は、「155mm自走砲M40と戦後の自走砲」。M3中戦車の車台から発展した155mm自走砲M12の後継として開発されたM40自走砲を解説。項目は、「M40自走砲の開発と生産」「M40の構造」「M40の派生型」「大戦末期に開発された試作自走重砲」「戦後のモンスター自走砲」。M40以外に、8インチ自走榴弾砲M43,155mm自走砲M53,8インチ自走榴弾砲M55等を収録。自走榴弾砲のメカニズムを解明した特集。53ページ。
自走砲といえば、アメリカ。今日の各種自走砲の原型になるアイテムを続々開発しましたね。M40は、マッシブなスタイルがお気に入りでした。小スケールモデルを何輌も作って並べたことがありましたよ。M53やM55も大きな密閉式砲塔がイカしてました。1/87でロコから出ていたのを持っていましたが、出来がよかったな(誰かに持って行かれてしまった…)
>第2特集は、「イギリス軍重戦車コンカラー」。第2次大戦で戦車開発の遅れを打破すべく開発されたコンカラーを解説。その発達過程を詳細に解説するとともに派生型も紹介。基本構造の解説部分では、車体内外を写真とイラスト多数収録。戦後の戦車開発史を知るためには欠かせない特集。47ページ。
重厚で鈍重そうなスタイルとは裏腹に、内部機構やFCSはスマート。1950年代いっぱいまでは、最強の火力を持った戦車といえるでしょう。ハッキリ言って、いままでまともな解説記事のなかった戦車で、少しでも開発経過があとづけられたのはよかったと思います。背景には誤解に基づく「スターリン重戦車パニック」があったり、その根っこの「タイガー・ショック」があったりした事実は調べてみて興味深かったです。
>第3特集は、「W.W.・ドイツソフトスキン車輌」を特集。アドラートランプフ等の乗用車からMAN社製のトラック等の車輌をフォトアルバム的に紹介。ドイツ軍ソフトスキンのファンには必見の特集。23ページ。
ソフトスキンは、何と言ってもドイツ軍と英軍(共にWWU)ですね。特にドイツ軍は、捕獲・徴発車輌を含めてヨーロッパ車のクラシカルな味のあるものを多く使っていて、車輌ファンにはミリタリーの枠を超えた魅力がるのではないかと思います。
>巻頭カラーページは、韓国の兵器展示会「DEFENCE ASIA 2006」。本年10月18〜22日に行われた展示会での韓国陸軍の兵器を収録。K1A1戦車、K200歩兵戦闘車(KIFV)、K9サンダー155mm自走砲、対空自走砲(飛虎)、新型の装輪装甲車等を収録。18ページ(内カラー16ページ)。
掲載写真は少ないけど、M48A5Kがカッコいい! 改修可塑性の高い傑作戦車ですね。
>>追伸 別冊でドイツ艦船図面集の第一弾、「戦艦ビスマルク」が発売されています。解説執筆は、大戦中のドイツ艦船研究では知る人ぞ知る(?)及川研二さん。今後の活躍が期待される新人ライターです。今回の解説でも、ドイツ艦船に対する深い造詣に裏打ちされたわかりやすい文章で、興味ある方にぜひご一読をおすすめいたします。
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