ええ、先日軍事板の方に投稿しましたレーザー兵器の話題、それにも関連する話題を書かせて頂きます。
同じ事をもう一度書きますが、弾道ミサイル等の核兵器を無力化する強力な迎撃兵器、これ、大真面目に
研究開発する価値があると思います。核兵器を配備して周辺国に睨みを効かせるよりは、こういう兵器を
配備して「日本には核兵器なんて通用しないぞ」と知らしめる方が余程平和的で有意義だと思うのですが。
昨今右の人達が「今こそ日本も核武装すべきだ」と盛んに主張していますが、私は核武装には6:4～7:3で
“反対”ですね。確かに見方によっては“現実的”なのかもしれませんが、そうなると各種核関連条約からの
離脱、核実験場の確保、国内外の左・平和主義者達からの猛反発、等々、デメリットが半端じゃないで
しょう。日本も北朝鮮並の国際非難を浴びかねませんし。それよりはやはりこういう核兵器対抗兵器の
充実完備、それに尽力すべきだと思います。
猫丸さま、そして他の方々、はどう思います？
『日本も核武装すべきだ』
と思いますか！！？？
私も、日本が核武装することについてはどちらかというと反対の立場ですね。
唯一の戦争被爆国である日本は、国際社会における核軍縮の議論を主導すべき立場ですし、それが率先して核武装するとなると世界中の国々から激しい非難を浴びるでしょうね。
また、核兵器は実際に使用するのが困難な脅し専用の兵器という性格が強いものであり、実際にロシア・ウクライナ戦争においてプーチンは何度も核兵器の使用を仄めかしていますが、一向に使用しないですよね、使用した場合の国際的な非難や経済制裁のことを考えると、核兵器はおいそれと使用できるものではないんですよ。
日本の取るべき道は蒙虎Ⅱさんの言われるように、核兵器に対する強力な防御網を構築して、核兵器による日本への攻撃は断固阻止するという意思表示をすることでしょうね。
現実には昨今の核ミサイルの超高速化、多弾頭化によって完全に核攻撃を防ぐことは不可能なのですが、日本が国として強い意思表示をすることが大切だと思いますね。
ミサイル防衛の充実は概ね蒙虎IIさんの主張に沿った政策ですよね。
さて核武装についてなんですが、コスト的な問題は大きいと思います。北朝鮮、英仏、さらには中国も基本的には核弾頭だけではなく、それを確実に敵国に投射しうる能力も含めて開発を進めているので、今の日本でそれをやるとなると必然的に潜水艦発射型弾道ミサイルを軸にした形になるのだろうな、と考えます。開発と実戦化には政治的障壁以外にも、相当額の資金と時間がかかるはずです。さらに、コンバット猫丸さんも触れているように、核戦力を充実させたからといって通常兵力を疎かにできるか、というと現状そうではない状況であって、日本が核武装を志向するなら、防衛費負担は単純に増えるでしょう。核武装賛成派は時間的、金銭的コストを過小評価しているように感じますね。というわけで、私も現状では反対、といったところでしょうか。
ただ、ミサイル防衛に代表される核兵器への対抗方法を盤石なものにする、というのも非常に大変なのは気がかりですが。