こんにちは、このような状況で驚きました。さて19式自走榴弾砲の記述で
>19式自走榴弾砲の基本構造は、8×8型トラックの車体前部にエアコンを備えた密閉式の装甲キャブを設け
となっておりますが装甲ありましたでしょうか?
ベース車から考えると高機動車の海外活動仕様のように後付けで装甲を追加はできるでしょうが現状装甲化されていると言う資料を見たことが無いのですが?
又
>なお本車は99式自走榴弾砲と異なり、主砲を全周旋回させることは不可能となっている。
これは、軽量な装輪式で車体が細長い19式自走榴弾砲が、装軌式の99式自走榴弾砲に比べて射撃プラットフォームとしての安定性に劣っているためで、本車が横方向に主砲を射撃した場合、反動で車体が転倒してしまう危険が大きいのである。
このため、車体が転倒しない範囲の旋回角にしか主砲を指向できないようにあらかじめ旋回角が制限されている。
19式自走榴弾砲の主砲の旋回範囲については公表されていないが、おそらく左右各45度程度(左右合計で90度程度)の範囲で旋回可能になっていると推測される。
の記述部分は正確な角度は公表されなかったもののほぼ真横に発射している画像が自衛隊公式で公表された為、明らかに事実と異なる事が判明したので書き換えられることをお願い致します。
19式自走榴弾砲については公開されている情報が少ないため、個人的な推測や不確かな情報を基に解説している部分も多いので、間違いがあるのは大目に見てやってください。
DDHさんが指摘されている間違いについては近日中に修正します。

修正ありがとうございました。
浅学なので御教授いただきたいのですが
>主砲の仰角が小さい状態(射撃時の反動が大きくなる)で横方向に射撃することは推奨されていないと思われる。
のソースをお教えくだされば幸いです。
参照先の画像ではほぼ水平射撃を行っておりますが
>主砲の仰角が小さい状態(射撃時の反動が大きくなる)で横方向に射撃することは推奨されていないと思われる。
これは「思われる」と書いているように、私の個人的な推測に過ぎません。
19式自走榴弾砲の横方向への水平射撃は性能確認試験の一環として行われたものであって、これは敵の戦闘車両と不意に遭遇した場合に緊急的な対応としてのみ実施されるものであり、現代の自走榴弾砲で通常の運用において実施されることはほとんどありません。
昔の射程の短い自走榴弾砲は、徹甲榴弾を用いて水平射撃を行うことも想定されていましたが、現代の自走榴弾砲は専ら遠距離射撃に特化して運用されることがほとんどです。
まして、射撃プラットフォームとして不安定な装輪式自走砲で横方向に水平射撃するのは、射撃時の反動で車体が揺動して照準が狂うことや、車体のフレームが衝撃で歪む危険性を考慮すると、試験データを採るために装薬量を減らしてとりあえず1発だけ撃ってみたという感じではないかと思いますね、これも推測に過ぎませんが。
まぁ、個人的な推測なら書くなとおっしゃるならそうしますが。

ご丁寧な解説ありがとうございます。ただそれは
>横方向に射撃することは推奨されていないと思われる。
に対してですね。
お聞きしたかったのはそこではなく
>主砲の仰角が小さい状態(射撃時の反動が大きくなる)
の部分なのです。解りづらかったようで申し訳ありません。
参照先は実際のデーターを調べてゲームを作られている方ですが
>37mm対空砲を「小型対空砲」とカテゴライズして登場させています。あれの重さはどのくらいだったと思いますか? 1.7tあるんですよ。
そんなに重かったんですか!
1.7tというのは,ヴェスペなどが積んでいる100mm榴弾砲と同クラスの重さです。100mm榴弾砲が1.5tですから。そして,大型対空砲である88mmは6.8t。8tハーフトラックでないと牽けません。
普通の大砲の場合,150mm榴弾砲でも3.6t。対空砲というのはすごく重いんですよ。だから普通なら重砲を運ぶような8tハーフトラックが必要になるんです。
と記述されています。御存知と思いますが上記アハト・アハトは野砲や対戦車砲として地上目標への攻撃に使われることが多くなりましたが、同サイズの対空砲の方が榴弾砲より重くなるのは水平射撃乃至低仰角での反動が高仰角での対空射撃より小さくないとつじつまが合いません。
従って、
>主砲の仰角が小さい状態(射撃時の反動が大きくなる)
という点に疑問を感じて何か根拠となるソースをお持ちで書かれているのなら御教授願いたいと思い書き込ませていただいた次第です。
尚、19式の最大仰角は不明ですがアハト・アハトの最大仰角85度、同時代の九九式八糎高射砲の最大仰角80度に対し現在の155又は152mm榴弾砲の最大仰角は70~78度と高射砲と同じとはいかないまでもかなり近い値となっています。
>個人的な推測なら書くなとおっしゃるならそうしますが。
現用兵器は元々輸出用に開発されてスペックが公表されている物は別にして輸出もしている物は程度の差は有れモンキーモデルになっており本来のスペックは関係者以外には推測するしか無く、個人的な推測なら書くななどと言ったら専門家でも無理です。
当然そのような要求をする事など有りませんし、そのようにとらえられたのでしたら私の文書力の無さによるものでお詫び申し上げます。
いえいえ、こちらこそDDHさんの質問の内容をよく理解せずに返答してしまい、申し訳ありませんでした。
19式自走榴弾砲のご指摘の部分の記述については、私の不勉強でいい加減なことを書いてしまったようですので、後で消しておきます。
変更ご苦労様です。
ただ削除された理由は猫丸様の推測が間違っていたからでは無く
>主砲の仰角が小さい状態(射撃時の反動が大きくなる)
と断定できる根拠が無かったからと言うスタンスでお願い致します。
横方向に旋回しての射撃のように公式画像が公表されて旋回並びに旋回状態での発砲の可否について疑いの余地が無くなった場合は別ですが私の提示したソースのみで断定するのは危険です。
無論あのソースが真実か現用の榴弾砲と高射砲での重量を比較して確かに口径が近い場合、高射砲の方が重い事は確認しております(西側の現用高射砲は見つからなかったので東側のKS-19、100mm高射砲と西側の105mm及び155mm榴弾砲との比較ですが)
しかしながら断定するには不十分と考えます。
私は疑問の余地が無いソースが存在する場合を除き利害関係の無い3つ以上のソースの内3/2以上が一致した場合はかなり信用できるものと判断しますが疑問の余地が無いソースが無い以上断定まではできないと言う立場です。従って私の示した1つのソースだけで断定されるのは早計と愚考するところです。正直仰角と反動の関係はどれが正しいのか現状判断ができていません。
それも有って19式について調べ直しているのですがこちらの19式のページの画像は試作車の物でスパイクも量産車には着いていないのでは無いかという疑問が生じております。
令和元年度 富士総合火力演習 総合予行 前段演習
https://www.youtube.com/watch?v=yRguiMwM_CY
では駐鋤収納時ナンバープレート両側の横部分の下にスパイクが見えるのですが量産車の動画と思われる
湯布院駐屯地記念行事 観閲行進・訓練展示
https://www.youtube.com/watch?v=UTEmP3LmhGc
ではスパイクは見当たりません。運転席のドアと窓の形状が明らかに試作車と異なり横方向射撃の画像と同じ形状と思われます(途中まで窓を開けているので横方向射撃画像と異なるように見えますが終わり近くの舗装路部分で窓を閉めた状態の画像と比較すると同様の形状と思われます)
又最後のアスファルトの道路と思われる部分に駐車している場面では駐鋤を降ろしていますがスパイク付の場合穴が開くので路面の補修が必要になり予算不足の陸自が降ろすとは思えません。そもそも舗装地で発砲できるようにするのにスパイクは不自然に感じていましたが量産車で無くなったのなら納得ができます。
又別途気になったのが試作車では金属製のカバーが付いていた後方キャビンの後ろの長方形の部分の上下二段のうち上側が布又はビニールなどの柔らかい材質と思われる物に左右共変更されており、横方向射撃の画像並びに
装輪15榴実弾射撃(手動装填)
https://www.youtube.com/watch?v=kq-EvMnn2NQ
の画像から他国の同種の装備に見られる弾薬運搬スペースのように見え、
そうだとすると5発分の砲弾と砲弾のみでは不自然なので装薬(砲弾1個当たり1~数個)を搭載できる構造になっている可能性が有ると考えます。
この場合砲弾、炸薬及び自動装填機能が故障した場合に手動装填を効率化する予備人員を載せた随伴トラックが直近にいなくても対砲レーダーにとらえられて反撃を受ける前に短時間で移動しての射撃には最低限対応でき、随伴トラックが巻き添えを食う被害を低減でき19式自体の前線での機動性と言うか運用の自由度が増します。
まあそれこそ現段階では推測もいいとこですが合理性は有ります。
追伸:>最近になって、本車がほぼ真横に主砲を旋回させて水平射撃を行っている写真が公表されたため
と書き換えられた部分ですが、現在乃至数年程度はよいとしてもそれ以降に読まれた方にとっては最近では無くなるので2023年秋又は2023年10月27日になどとされた方がよろしいのではと愚考いたします。
19式自走榴弾砲について、色々と細かい点をご指摘いただきありがとうございます。
生産型で駐鋤のスパイクが無くなったのは、最近Youtubeで生産型の射撃動画を見て「おや?駐鋤のスパイクが無いような・・・」と気になっていたのですが、やはり試作車から変更されていたんですね。
他にも試作車から変更された点が色々とあるようですね、これは時間がある時にじっくり加筆したいと思います。
最近はアメリカの水陸両用車両を中心に更新を進めているので、それが一段落したら取り掛かりましょうかね。
155mmりゅう弾砲等から射撃する対空火力
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/90e13a92c1b86a954a108191f984d5884d08d12d
19式にしか見えないです。
ドローンを撃墜するのには87式のような対空自走砲が一番なんでしょうけど、いかんせん生産数が少ないので、榴弾砲で対空射撃するのも一つの手でしょうね。
そうなれば当然、19式自走榴弾砲も使用するでしょうね。
19式自走榴弾砲の駐鋤のスパイクについて、元自衛官のお兄軍曹さんが画像掲示板で画像付きで解説してくださってますね。
試作車でも生産型でも駐鋤のスパイクは着脱式になっており、舗装路面上で駐鋤をおろす際はスパイクを取り外すとのことです。
韓国もハンファがトラック型自走砲の開発を行うようですK9の砲塔を移植?は無理が有るような気がしますが
https://def.ltn.com.tw/article/breakingnews/4753003
https://www.bizhankook.com/bk/article/27971
韓国は装軌式のK9自走榴弾砲が東欧や北欧で好調なセールスを記録してますね。
この勢いに乗って装輪式の自走砲も売り込もうということでしょうか。
さすがにK9自走榴弾砲の砲塔をそのままトラックに搭載するのは無理があるので、主砲だけ流用して砲塔はよりコンパクトな新設計のものを採用するようですね。