Pbv.302装甲兵員輸送車 |
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●開発 スウェーデン陸軍は旧式化して戦力的価値がほとんど無くなったStrv.m/41軽戦車の車体を再利用して、1950年代末に同陸軍初の装軌式APC(装甲兵員輸送車)であるPbv.301装甲兵員輸送車を開発した。 Strv.m/41軽戦車からPbv.301装甲兵員輸送車への改造作業はヘグルンド社が担当することになり、1960年6月から作業が開始されたが、原型が第2次世界大戦中に生産された旧式戦車であるため、スウェーデン陸軍はPbv.301装甲兵員輸送車を長く運用することは困難であると当初から認識していた。 このためスウェーデン陸軍は、ヘグルンド社にPbv.301装甲兵員輸送車の生産発注を行ってから間もない1961年2月には早くも、同車の後継となる新型装軌式APCの研究に着手している。 この新型装軌式APCの開発はヘグルンド社とセーネル社が担当することになり、同年10月に2両の試作車の製作が発注された。 試作車の製作作業はフルスピードで敢行され、1962年12月には最初の試作車が完成した。 この試作車は、後の生産型とほとんど変わらない完成度だったという。 1963年1月から試作車を用いた各種試験が開始されたが、試験の結果が良好だったため早くも同年10月にスウェーデン国防省は両社に対して700両を生産発注すると共に、「Pbv.302」(Pansarbandvagn 302:302型装甲兵員輸送車)の制式名称を与えている。 Pbv.302装甲兵員輸送車の最初の生産型は1966年2月に完成し、以後生産は1971年12月まで続けられた。 このPbv.302装甲兵員輸送車の実用化に伴い、Pbv.301装甲兵員輸送車は1971年に全車が退役した。 合計で650両(派生型を含む)が生産されたPbv.302装甲兵員輸送車はスウェーデン陸軍の機甲大隊に配備され、4個機甲歩兵中隊の内2個が本車で編制されていた。 その後1990年代初めに新世代の装軌式IFV(歩兵戦闘車)であるCV90歩兵戦闘車が開発され、1993年から部隊配備が開始されたため、Pbv.302装甲兵員輸送車は第一線部隊から退くこととなった。 しかし本車は2001〜07年にかけて近代化改修が実施され、現在も限定的ながらスウェーデン陸軍で運用が続けられている。 |
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●構造 Pbv.302装甲兵員輸送車の車体は圧延防弾鋼板の全溶接構造で、外観や足周りの構造などはアメリカ陸軍のM113装甲兵員輸送車によく似ている。 スウェーデン陸軍はPbv.302装甲兵員輸送車を開発するにあたって、アメリカから研究用にM113装甲兵員輸送車を1両購入しているので、影響を受けたのは間違いないであろう。 しかし、M113装甲兵員輸送車の車体がほとんど箱型に近いスタイルなのに対し、Pbv.302装甲兵員輸送車の車体はより避弾経始を考慮して前面中央部が楔型に突き出し、上部車体の四隅と上縁は跳弾効果を狙って丸みを帯びた形状に加工されている。 また車体側面および履帯上部は、浮航性を増加するためと成形炸薬弾に対する防御力を強化するために二重構造になっている。 装甲防御力については、車体前面で20mm機関砲弾の直撃に耐えられるという。 最近になって旧ユーゴスラヴィアでのPKOに派遣されたPbv.302装甲兵員輸送車は、砲塔および車体周囲に増加装甲が装着されている他、雑具箱が追加され排気口も改修されている。 Pbv.302装甲兵員輸送車の車内レイアウトは車体前部が3名の乗員を収容する操縦室、車体中央部と床下が動力装置を収納する機関室、車体後部が9名の兵員を収容する兵員室となっている。 車体前部の操縦室には中央に操縦手席、操縦手席の右後方に車長席、左後方に20mm機関砲を装備する1名用の全周旋回式砲塔が配置され、エンジンの吸気口や排気口などが操縦室の後方に開口している。 操縦手と車長の頭上にはそれぞれ円形の専用ハッチが設けられており、操縦手用ハッチの前方には3基のペリスコープ、車長用ハッチの周囲には5基のペリスコープが備えられている。 Pbv.302装甲兵員輸送車の砲塔は動力駆動装置を備えておらず、砲塔の旋回と機関砲の俯仰はハンドルを用いて人力で行うようになっている。 砲塔上部に位置している砲手用キューポラには前方に3基、後方に1基のペリスコープが装備されている。 砲塔前面には、フランスのイスパノ・スイザ社製の70口径20mm機関砲HS804をボフォース社でライセンス生産したm/47Dが装備されている。 なお、この20mm機関砲m/47Dは新規生産品ではなく、スウェーデン空軍から退役したJ29戦闘機が装備していたものを再利用している。 機関砲の俯仰角は−10〜+50度と大きく、限定的ながら対空射撃も可能となっている。 20mm機関砲m/47Dの発射速度は500発/分でAP(徹甲弾)、HE(榴弾)の両方を使用することができる。 搭載弾数はAPが10発入りの弾薬箱10個、HEが135発分の弾薬ベルト3本となっている。 砲手の照準は、対地目標に対しては倍率8倍の単眼式光学サイトを使用するが、対空目標に対してはキューポラ上面のハッチを開いて頭を出し、機関砲身に取り付けられている直接照準機を使用して行う。 車体後部の兵員室に搭乗する9名の兵員は3名ずつが向かい合わせに、1名が前向きに、2名が後部に背中合わせに着座する。 兵員は、兵員室後面に設けられた観音開き式の大型ドアから乗降を行う。 また兵員室上面の左右には中央側に開く大型ハッチが設けられており、兵員はここから外部を視察したり、携行火器を用いて乗車戦闘を行うことが可能である。 このハッチの開閉は油圧式で車長席から操作されるようになっており、兵員が腕などを挟んだりしないようにハッチにはセンサーが取り付けられている。 Pbv.302装甲兵員輸送車の足周りは片側5個の大直径転輪と前方の起動輪、後方の誘導輪で構成されており、上部支持輪は備えていない。 サスペンションは近代的なトーションバー(捩り棒)方式が採用されており、第1転輪と第5転輪には油圧式ショック・アブソーバーが装備されている。 履帯はヘグルンド社製のM70履帯が採用されており、10,000kmの耐久性を持つ。 この履帯は幅380mm、シングルピン/シングルブロック式で、表面にはゴムパッドが取り付けられている。 Pbv.302装甲兵員輸送車のエンジンは、ヴォルヴォ・ペンタ社製のTHD100B 直列6気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル・エンジン(排気量9.6リットル、出力280hp)が採用されている。 このエンジンは民需用のスタンダード・エンジンであるため信頼性が高く、専用エンジンを開発するよりコストを抑えることができた。 一方、変速機はヴォルヴォ・ペンタ社製のT60手動変速機(前進8段/後進2段)が採用されているが、これもコスト低減のために民需用の変速機を流用している。 前作のPbv.301装甲兵員輸送車はエンジンと変速・操向機が独立していたため、これらが車内スペースを圧迫していたが、Pbv.302装甲兵員輸送車のエンジンと変速・操向機はパワーパックとして一体化することに成功したため、車内スペースを広く確保することが可能になった。 Pbv.302装甲兵員輸送車の機動性能は路上最大速度66km/h、路上航続距離300kmと、前作のPbv.301装甲兵員輸送車から大幅に向上している。 また本車は水上浮航能力を備えており、水上航行時には車体前面に装備されている波切り板を起こし、車内のビルジポンプを駆動させる。 水上での推進力は履帯を駆動させることで得るようになっており、推進力を増すために履帯上部側面にはスカートが取り付けられるようになっている。 このスカートは元々はゴム製だったが、後に金属製のものに変更されている。 水上での航行速度は8km/hとなっている。 |
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●改良型 Pbv.302装甲兵員輸送車は生産終了後、長年月に渡ってスウェーデン陸軍で運用が続けられており、その間に幾つかの改良型が提案されている。 しかしこれらは予算の問題などで、結局採用されることは無かった。 改良型の1つ目は、「Pbv.302 Mk.2」と呼ばれる車両である。 Pbv.302 Mk.2は、ヘグルンド&セーネル社(1971年にヘグルンド社とセーネル社が合併して誕生した企業)が1978年に発表したもので、3両の試作車が製作された。 最大の改良点は、後部兵員室後部に歩兵分隊長用の視察キューポラが追加されたことである。 キューポラの上部には後ろ開き式の円形ハッチが設けられており、周囲には3基のペリスコープが取り付けられていた。 Pbv.302装甲兵員輸送車は後部兵員室に視察窓もペリスコープも備えられていなかったため、搭乗兵員は兵員室上面左右に設けられたハッチを開いて危険を冒して外部を覗くか、全く外の状況を知らないまま兵員室後面のドアから外へ飛び出すしかなかった。 このため視察キューポラの装備は、分隊長だけとはいえ大きな改良であった。 なおPbv.302 Mk.2では、兵員室後面の左側ドアにも視察窓が設けられるようになった。 Pbv.302 Mk.2では武装も強化されており、既存の70口径20mm機関砲m/47Dに代えて、スイスのエリコン社製の80口径25mm機関砲KBAを装備することも可能となっていた。 また砲塔の左右側面に3連装の発煙弾発射機が1基ずつ装備された他、兵員室右側面後部に連装のボフォース・リラン照明弾発射機が装備され、8発の照明弾が携行されるようになっていた。 その他、防御力向上のために車体前面に空間装甲式の装甲ボックスが取り付けられ、2枚の波切り板も追加されていた。 もう1つの改良型はその後ヘグルンド&セーネル社が提案したもので、Pbv.302装甲兵員輸送車をより本格的なIFVに改修するプランであった。 こちらは、「Product-Improved Pbv.302」というあいまいな名前が伝えられているだけである。 本車は新規生産することも、既存のPbv.302を改修することも可能となっており、メーカー側がスウェーデン陸軍の改修需要だけでなく海外への輸出も狙っていたことが伺える。 Product-Improved Pbv.302では車体が新設計となっており、後部兵員室の左右側面上部が避弾経始を考慮して斜めに傾斜させられていた。 この傾斜装甲部分には、片側3基ずつガンポートと視察用ブロックが装備されていた。 なお、兵員室内の容積が減少したことに伴い収容兵員数も減少しており、座席のレイアウトも全員が背中合わせに座るように変更されていた。 武装は、Pbv.302 Mk.2と同じく既存の20mm機関砲m/47Dに代えて、より強力な25mm機関砲KBAに換装されていた。 機関砲はもし要求があれば安定化も可能で、砲塔の動力俯仰旋回システムも装備できた。 エンジンは改良型のTHD100C 直列6気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル・エンジン(出力310hp)に強化され、変速機もアメリカのアリソン社製のHT740自動変速機(前進4段/後進1段)に変更されていた。 Product-Improved Pbv.302は試作車1両が製作されたものの、結局注文は得られなかった。 |
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●派生型 Pbv.302装甲兵員輸送車には多くの派生型が存在し、Stripbv.3021装甲指揮車、Epbv.3022砲兵観測車、Bplpbv.3023砲兵指揮車、Rlpbv.3024装甲通信車、Pbv.3026装甲救急車、Bgbv.82装甲回収車、Brobv.941装甲架橋車など多岐に渡っている。 Stripbv.3021装甲指揮車は大隊、旅団司令官や他の幹部用の指揮車両で、後部兵員室の右側面に追加無線機が収納されており、車体上部に4本のアンテナが立っているのが外見的な特徴である。 この他、兵員室内にはマップ・テーブルが追加されており、4名の無線手と指揮官が搭乗する。 Epbv.3022砲兵観測車は砲兵観測火器管制要員向けの前進観測車両で、操縦室上面右側の車長用ハッチが取り外されて、代わりに火器管制将校用の新型キューポラが取り付けられている。 このキューポラは操縦室上面左側の20mm機関砲装備の砲塔と似た形状で、上面中央に円形ハッチが設けられており、その周囲にペリスコープが取り巻いている。 キューポラ前面には双眼鏡と基線長式光学測遠機が装備されており、同じアイピースで4倍の双眼鏡と10倍の光学測遠機を切り替えて使用することができる。 キューポラには動力駆動装置は備えられておらず、旋回と俯仰はハンドルを用いて人力で行うようになっている。 キューポラのリングには方位角センサーが設けられていて、目標への正確な方位角を得ることができる。 後部兵員室内には無線機3基と有線連絡機材2基、そして車両の正確な位置を知るための航法装置が積み込まれている。 無線機の追加に伴って車体上部のアンテナは3本となっており、また車体前面に2枚の波切り板が追加されている。 波切り板を追加した理由は、おそらくキューポラの追加で重量バランスが変わったことによるものであろう。 Bplpbv.3023砲兵指揮車は自走砲中隊付属の砲兵中隊司令制御車両で、敵の砲迫射撃の弾道を観測するための車両である。 後部兵員室上部に弾道測定用のレーダーを搭載しているらしいが、詳細は不明である。 兵員室内には4基の無線機と、弾道測定用コンピューターが搭載されている。 Bgbv.82装甲回収車はPbv.302装甲兵員輸送車およびStrv.103戦車の回収用に開発された車両で、Pbv.302装甲兵員輸送車の生産開始直後の1966年6月にヘグルンド社に対して試作車の製作が発注されている。 1968年7月に最初の試作車が完成し、試験結果が良好だったため1970年4月に24両が生産発注された。 これらは、1973年4〜12月にかけてスウェーデン陸軍に引き渡されている。 Bgbv.82装甲回収車の車体は原型のPbv.302装甲兵員輸送車より全幅、全長共に拡大されており、転輪も片側5個から6個に増やされている。 車体形状も原型と異なっており、特徴的な車体前部の丸みが無くなってM113装甲兵員輸送車と同様の角張った車体となっている。 また、Ikv.91水陸両用軽戦車と共通のコンポーネントも流用されている。 Bgbv.82装甲回収車の車内レイアウトは車体前部が操縦室、車体後部が回収関連機材の収容スペースとなっている。 車体前面装甲は20mm機関砲弾の直撃に耐えられるようになっており、車体側面は成形炸薬弾対策の空間装甲となっている。 このように本車は回収車両としては高い防御力を備えているが、これは戦闘工兵車両として使用することも考慮されているためである。 また原型と同様に操縦室の上面左側に20mm機関砲装備の砲塔を搭載しており、回収車両でありながらかなりの自衛戦闘能力も持っている。 回収用には車体後部にヘグルンド社製のHM20ウィンチが装備されていて、60tまでの牽引能力を持つ。 車体後部には、牽引時の車体保持用に駐鋤が取り付けられている。 車体右側にはクレーンが装備されており、5tの吊り上げ能力を持つ。 さらに車体前部にはドーザー・ブレイドが装着されていて、回収車に必要な機能は全て備えている。 その上、水上浮航能力まで保持しているというのは大したものである。 Brobv.941装甲架橋車は、Pbv.302装甲兵員輸送車およびStrv.103戦車が渡河するための橋節を架設するための車両で、1968年に試作車が完成し1970年に17両が生産発注された。 生産は1972年に開始され、翌73年までに全車がスウェーデン陸軍に引き渡されている。 Brobv.941装甲架橋車の車体は基本的に前述のBgbv.82装甲回収車と共通化されているが、これは生産数の少ない特殊な車両の調達コストを低減するためである。 本車は原型のPbv.302装甲兵員輸送車と異なり20mm機関砲装備の砲塔を搭載しておらず、武装は自衛用の7.62mm機関銃Ksp.58 1挺のみである。 これは、橋節を搭載するのに砲塔が邪魔になるためである。 橋節はアルミニウム製で、重量は約7tある。 この橋節は繰出式に車体前方に架設することができ、長さは15m、最大許容重量は50tである。 架設時には乗員が車外に出る必要は無く、車内からの操作でわずか5分で終了する。 車体前部にはドーザー・ブレイドも装着されていて、掘削等の任務にも対応できる。 また本車もやはり、水上浮航能力を備えている。 |
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<Pbv.302装甲兵員輸送車> 全長: 5.35m 全幅: 2.86m 全高: 2.50m 全備重量: 13.5t 乗員: 3名 兵員: 8名 エンジン: ヴォルヴォ・ペンタTHD100B 4ストローク直列6気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル 最大出力: 280hp/2,200rpm 最大速度: 66km/h(浮航 8km/h) 航続距離: 300km 武装: 70口径20mm機関砲m/47D×1 (505発) 7.62mm機関銃Ksp.58×1 装甲厚: 最大23mm |
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<Bgbv.82装甲回収車> 全長: 7.20m 全幅: 3.25m 全高: 2.63m 全備重量: 19.8t 乗員: 4名 エンジン: ヴォルヴォ・ペンタTHD100C 4ストローク直列6気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル 最大出力: 310hp/2,200rpm 最大速度: 56km/h(浮航 8km/h) 航続距離: 400km 武装: 70口径20mm機関砲m/47D×1 (505発) 7.62mm機関銃Ksp.58×1 装甲厚: 最大23mm |
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<参考文献> ・「パンツァー2000年12月号 スウェーデンで生まれた戦闘兵車 Pbv.302装甲兵車」 齋木伸生 著 アルゴノー ト社 ・「パンツァー2001年12月号 スウェーデンのPbv.301装甲兵車」 水上眞澄 著 アルゴノート社 ・「パンツァー2015年3月号 スウェーデン軍の現状と将来」 荒木雅也 著 アルゴノート社 ・「パンツァー2010年6月号 ICV化されたAPC」 柘植優介 著 アルゴノート社 ・「世界のAFV 2011〜2012」 アルゴノート社 ・「世界の軍用車輌(3) 装軌/半装軌式戦闘車輌:1918〜2000」 デルタ出版 ・「世界の戦闘車輌 2006〜2007」 ガリレオ出版 ・「戦車メカニズム図鑑」 上田信 著 グランプリ出版 ・「戦車名鑑 1946〜2002 現用編」 コーエー ・「世界の装軌装甲車カタログ」 三修社 |
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