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T-90戦車





●T-90戦車の開発

1980年代半ばのソ連軍は高性能だが製造・運用コストの高いT-80戦車シリーズと、性能的にやや劣るがよりコストの安いT-72戦車シリーズの2系統のMBTをハイ・ロー・ミックスで運用していたが、当時のソ連政府は深刻な財政難に陥っており、このまま2系統のMBTを運用し続けるのは非効率であるということで、これをT-72戦車の改良型で一本化しようという構想が浮上した。

そしてソ連閣僚会議は1986年6月19日に、T-72戦車シリーズの開発元であるニジニ・タギルのウラル貨車工場(UVZ)の第520設計局に対して、T-72戦車の性能を大幅に向上させる改良型を開発するよう命じた。
そこで第520設計局は当時のT-72戦車最新型であるT-72B戦車(オブイェークト184)をベースに、2種類の改良型を並行して開発を進めることにした。

その1つはT-72戦車の基本設計を大幅に変更して、T-80戦車の最新型であるT-80U戦車と同等の性能に引き上げることを目指した「オブイェークト187」と呼ばれる大規模改良型で、もう1つはT-72戦車の基本設計には手を加えず、FCS(射撃統制システム)の新型化やERA(爆発反応装甲)の装着によって性能向上を図ろうという簡易改良型の「オブイェークト188」である。

オブイェークト187は従来のソ連製MBTに採用されてきた半球形の一体鋳造の砲塔に代えて、西側MBTのような角張った溶接製の「ウラジーミル」と呼ばれる新型砲塔を採用しており(設計主任のウラジーミル・ポトキン技師に因む)、従来のT-72戦車シリーズに比べて大幅に防御力が強化されていた。
さらに砲塔前面には、T-80U戦車に用いられている「コンタークト5」ERAよりも新しい「レリークト」ERAがびっしり装着されていた上、新開発の「シトーラ1」アクティブ防御システムも装備していた。

またオブイェークト187には、新開発のA-85-2 X型12気筒液冷ディーゼル・エンジン(出力1,200hp)を搭載することが予定されており、機動力もT-80U戦車と同等に向上していた。
このようにオブイェークト187は従来のT-72戦車シリーズに比べて大幅に性能が向上していたが、それに比例して製造コストも高騰してしまった。

当時ゴルバチョフ政権下で軍事費が大幅に削減されつつあったことに加え、1991年末にはソ連そのものが崩壊してしまったため、結局オブイェークト187は試作のみに終わりロシア軍には採用されなかった。
一方、簡易改良型のオブイェークト188はT-72戦車の基本設計はそのままに、T-80U戦車の1A45 FCSの改良型である1A45T FCS、「コンタークト5」ERA、「シトーラ1」アクティブ防御システム等を導入したもので、総合性能ではオブイェークト187に及ばないものの、そこそこ高性能で製造コストも比較的安いのが特長であった。

最終的にオブイェークト188はこの製造コストの安さが評価され、ソ連末期の1991年3月に「T-90主力戦車」(Osnovnoy Tank T-90)としてソ連軍に制式採用される運びとなった。
その後同年12月にソ連が崩壊したことで本車の採用は一旦宙に浮いた形となったが、1992年10月5日にあらためてT-90戦車をロシア軍の制式装備として採用することが決定され、同年9月30日には最初の生産型が工場をロールアウトしている。


●T-90戦車の構造

T-90戦車は簡単にいえば、T-72戦車にT-80U戦車で用いられている最新機材を導入してグレードアップを図った車両といえる。
車体フレームは基本的にT-72戦車と同じで、車内レイアウトも同一である。
砲塔もT-72戦車と基本的に同じものであるが、砲塔前半部と車体前面上部にはアルミナ系セラミック板などを積層させた複合装甲が封入されている。

主砲はT-72戦車と同じ51口径125mm滑腔砲であるが従来の2A46ではなく、T-80U戦車と同様に9M119「レフレークス」(反射)対戦車・ヘリ誘導ミサイルを発射できる2A46M2に変更されている。
これによって、T-90戦車は最大射程5,000mでの交戦が可能となった。
ミサイルの飛翔速度はマッハ2以上で、最大射程での目標への到達時間は6秒台に過ぎない。

命中確率は射距離4,000mで80〜90%、5,000mで70〜80%とされる。
弾頭の装甲穿孔力は、RHA(均質圧延装甲板)換算で750mmに達するという。
T-90戦車が搭載する43発の主砲弾薬の内、6発が対戦車ミサイルである。
これに伴い、FCSも最新型の1A45T「イルトゥイシ」(西シベリアを流れる河川名)に変更されている。

車長用には、TKN-4S「アガーヴァ(蘭)S」安定化昼/映像強化夜間サイトが装備されている。
砲手用サイトは1A43安定化昼/夜間サイト、ミサイル誘導装置付き1G46レーザー測遠機、TO1-KO1光量増幅式映像装置、TPN-4-49-23「ブラーン(猛吹雪)PA」赤外線サイトなどで、TO1-KO1はTO1-PO2T「アガーヴァ2」熱線映像装置にも交換できる。
ディジタル弾道コンピューター1V528-1を装備し、DVE風向センサーなどのデータを得て射撃諸元を決定する。

また主砲は2軸制御の2E42-4「ジャスミン」安定化装置によって、高い命中精度で走行間射撃が可能となっている。
主砲弾薬の搭載数は43発(42発という説も)となっており、その内22発は即用弾として砲塔直下の戦闘室内に置かれた「カセートカ」(カセット)自動装填装置の回転式ラックに収容される。
自動装填装置を用いた場合の主砲発射速度は8発/分となっており、手動装填の場合は2発/分である。

装甲防御力については西側第3世代MBTには及ばず、他のロシア製第3世代MBTと同様に追加装甲で防御力の不足を補っている。
T-90戦車の車体前面上部と砲塔前半部には、第2世代の「コンタークト(接触)5」ERAがびっしりと取り付けられている。

この装甲パッケージはT-80U戦車に装備されたものと同じで、従来のERAのようにCE(化学エネルギー)弾に対して防御効果を発揮するだけでなく、KE(運動エネルギー)弾に対する防御効果も備えているのが特長である。
ちなみに「コンタークト5」ERAの防御力はKE弾に対してRHA換算で250mm、CE弾に対して600mmに相当するという。

T-90戦車は車体左右側面の装甲スカート上にも、操縦手席部分を守るように「コンタークト5」ERAが取り付けられている。
また装甲防御力以外の要素として砲塔前面左右には、「シトーラ(カーテン、目隠し)1」と名付けられた光学・電子攪乱装置TShU-1が装着されている。

これは熱線や電波を発生して戦車前方に攪乱ゾーンを生じさせ、各種の対戦車誘導弾(赤外線や無線、レーザー等の誘導方式を持つ各種火砲やヘリコプターから発射されるもの)を逸らす独特なアクティブ防御システムで、これもT-90戦車の売り物の1つである。

T-90戦車の機動力については、エンジンそのものはT-72B戦車のV-84-1ディーゼル・エンジンと同系列の、V-84-MS V型12気筒液冷スーパーチャージド・ディーゼル・エンジン(出力840hp)を搭載している。
このエンジンは、T-72戦車のV-46ディーゼル・エンジン(出力780hp)のスーパーチャージャーを改良して出力をアップしたものである。

第2次世界大戦時のT-34中戦車に搭載されたV-2ディーゼル・エンジンの流れを受け継ぐエンジンであり、確実な信頼性が確保されている。
ただしT-90戦車の戦闘重量は46.5tあり、出力/重量比ではT-80U戦車(戦闘重量46t、エンジン出力1,250hp)に明らかに劣っており、路上最大速度も60km/hとT-80U戦車の65km/hには及ばない。


●T-90S/SA戦車

前述のようにT-90戦車は1992年にロシア軍への採用が決定したものの、1996年までに120両弱が生産された段階で調達が打ち切られてしまった。
これは当時のロシア政府が深刻な財政難に陥っていたこともあるが、すでに旧式化していたT-72戦車に小手先の改良を施しただけのT-90戦車は、すでに1990年代の時点で力不足な存在と認識されていたということであろう。

このためT-90戦車の製造元であるUVZは、T-90戦車を海外に輸出する以外に道が無くなってしまった。
そして1997年にアラブ首長国連邦のアブダビで開催された兵器展示会「IDEX'97」で、T-90戦車が初めて外国向けに公開される運びとなった。
このT-90戦車に最初に興味を示したのは、インドであった。

長年インドと敵対しているパキスタンが1997年からウクライナよりT-80UD戦車、およびその改良型であるT-84戦車の導入を開始したため、当時のインドは早急に戦車戦力を強化する必要に迫られていた。
すでにインドはT-72M1戦車のライセンス生産を行っていたため、同じT-72戦車系列のT-90戦車を導入するのに大きな問題は無かった。

こうしてインドはT-90戦車を導入することを決め、2001年2月に310両のT-90戦車の購入およびインドでのノックダウン生産の契約が結ばれた。
これまでに124両がロシアから輸入された他、自国のタミルナド戦車工場で186両がノックダウン生産されている。
なおインドが導入したのは従来のT-90戦車(オブイェークト188)ではなく、改良型のT-90S戦車(オブイェークト188S)と呼ばれるタイプであった。

T-90S戦車では、オブイェークト187用に開発された新設計の「ウラジーミル」砲塔(ただし、ややダウングレードされたタイプ)が採用されている他、FCSが新型の1A4GT IFCS(Integrated Fire Control System:統合射撃統制システム)に変更されている。
この1A4GT FCSは、フランスのタレス社とベラルーシの合弁企業が開発した「ESSA」熱線映像装置を備えており、T-90S戦車の夜間戦闘能力を向上させている。

またT-90S戦車はFCSの新型化に伴って、9K119「レフレークス」の改良型である9K119M「レフレークスM」主砲発射式誘導ミサイルの運用が可能となっている。
このミサイルは弾頭が二重弾頭となっており、敵戦車がERAを装着している場合でも一段目の弾頭でこれを吹き飛ばし、二段目の弾頭で本体装甲を打撃できるようになっている。

さらに、2005年以降に生産された車両では主砲が新型の51口径125mm滑腔砲2A46M4に換装されており、集弾性が15〜20%向上すると共に、走行間射撃時の誤差が1/1.7に減少している。
T-90S戦車は機動力も大幅に改善されており、ターボチャージャーを備え出力を1,000hpに向上させたV-92-S2ディーゼル・エンジンを採用したことで、出力/重量比がT-90戦車の18.1hp/tから21.5hp/tへと改善され、これに伴って路上最大速度もT-80U戦車と同じ65km/hに向上している。

また履帯もT-90戦車のシングルピン型から、T-80戦車と同じダブルピン型に換装されている。
前述のようにインドは310両のT-90S戦車を導入したが、実際に運用してみると酷暑のインドでは空調システムを持たないT-90S戦車はFCSの故障が頻発した。
そこでUVZは熱帯地での使用に耐えるようT-90S戦車に空調システムを追加し、フランスのタレス社製の「カテリンFC」夜間暗視システムを導入して夜間戦闘能力を向上させたT-90SA戦車(オブイェークト188SA)を開発した。

インドは2006年にT-90SA戦車のライセンス生産権をUVZから購入し、「ビーシュマ」(Bhishma:古代インドの叙事詩マハーバーラタの登場人物)の名称で同年に330両、2007年に347両を発注している。
このビーシュマ戦車は、330両がモロッコに輸出されることも決定している。
なおインドが導入したT-90戦車シリーズは、「シトーラ1」アクティブ防御システムを装備していない。

一方、ロシア本国のT-90S/SA戦車もアルジェリアに300両、アゼルバイジャンに188両(内94両はオプション)、ウガンダに44両、トルクメニスタンに10両が輸出されている。
これらの内アゼルバイジャンが導入した車両のみがT-90S戦車で、それ以外の国は熱帯地向けのT-90SA戦車を導入している。


●T-90A戦車

2000年代に入るとロシア経済の回復や「強いロシア」をスローガンに掲げるプーチン政権の登場により、ロシアは軍備の再建に本格的に乗り出すようになった。
そして1996年に一旦停止されたT-90戦車の調達が、2004年から再開される運びとなった。
この時生産が始められたのは以前のT-90戦車ではなく、T-90S戦車をベースに更なる改良を加えたT-90A戦車(オブイェークト188A)と呼ばれるタイプである。

T-90A戦車は、T-90S戦車に採用されたものより防御力を強化したフルスペックの「ウラジーミル」砲塔を搭載しており、戦闘重量が48tに増加している。
エンジンについてはT-90S戦車と同じV-92-S2ディーゼル・エンジンを搭載しているため、路上最大速度は60km/hとやや低下している。

ただしT-90A戦車の出力/重量比は20.8hp/tと、T-90戦車の18.1hp/tに比べれば向上している。
主砲は、走行間射撃時の弾道のばらつきを低減した新型の51口径125mm滑腔砲2A46M5が搭載されており、3BM42 APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)を使用した場合砲口初速1,700m/秒、射距離2,000mで600mm厚のRHA(傾斜角60度)を貫徹可能とされている。

T-90A戦車は複合装甲の防御力についても強化が図られており、「コンタークト5」ERAとの相乗効果によってKE弾に対して砲塔前半部で800〜830mm厚、車体前面上部で830mm厚のRHAに相当する防御力を備えているといわれる。

このようにT-90A戦車は初期のT-90戦車に比べて大幅に性能を向上させているが、旧式なT-72戦車の基本設計を受け継いでいるためこれ以上の性能向上はあまり期待できず、ロシア軍首脳部の評価も芳しくない。
ロシア陸軍のポストニコフ総司令官は2011年3月にT-90A戦車を指して「時代遅れの戦車」、「T-72戦車の17番目の改良型に過ぎない」、「中国軍の最新MBTにすら遅れをとっている」と酷評している。

このためT-90A戦車は最大で約60両/年という遅いペースでしか調達されず、2011年までに約380両が生産された時点で調達が打ち切られてしまった。
現在、ロシア軍はT-90戦車シリーズの後継となる新型MBT T-14「アルマータ」の開発を進めており、T-90戦車シリーズの調達はこれ以上行わず、2015年以降にT-14戦車へ調達を切り替えていく方針のようである。


●T-90MS戦車

T-90MS戦車(オブイェークト188MS)は、2011年にニジニ・タギルで開催された兵器展示会「ロシアン・アームズ・エクスポ2011」で初めて一般公開されたT-90戦車シリーズの最新型で、開発当初はT-90M戦車(オブイェークト188M)と呼ばれていた。
T-90MS戦車は車体と砲塔の基本的な部分はT-90A戦車からあまり変化していないが、砲塔前半部に新型の「レリークト」(遺物)ERAがびっしりと装着されているのが目に付く。

この新型ERAを装着したことにより、T-90MS戦車はT-90A戦車と比較して砲塔前半部の防御力がKE弾に対して1.6倍、CE弾に対して2.2倍に大きく向上したといわれている。
これが事実であれば、T-90MS戦車は西側第3世代MBTが使用する最新型のAPFSDSですら貫徹不可能な防御力を獲得したことになる。

T-90MS戦車の主砲はT-90A戦車と同じ125mm滑腔砲2A46M5のままであるが、FCSは新開発の「カリーナ」FCSに換装されており、可視光線、赤外線、レーザーから成る複数の波長で目標を識別・照準することで夜間でも高い戦闘能力を発揮できる。
また「カリーナ」FCSは最近のMBTで必須の機能となりつつあるC4I機能も備えており、本部や僚車と情報を共有しつつ戦闘を行うことが可能になっている。

T-90戦車シリーズはこれまで副武装として主砲と同軸に7.62mm機関銃、砲塔上面に12.7mm重機関銃を装備してきたが、T-90MS戦車では砲塔上面に従来の12.7mm重機関銃に代えて、車内から遠隔操作できる7.62mm機関銃T-05BV-1を装備している。
T-05BV-1は全周旋回が可能で、俯仰角は−10〜+45度となっている。

これはチェチェン紛争などの不正規戦の戦訓から導入された装備で、乗員が車内から安全に敵歩兵・陣地を射撃できるようにしている。
またT-90MS戦車は他にも不正規戦対策として、砲塔後部や車体後部の機関室側面にCE弾対策の格子装甲を装着している。

従来のロシア製MBTは砲塔部に即用弾を収納するバスルを備えていなかったが、T-90MS戦車は西側MBTと同様に砲塔後部にバスルが新設されている。
ただしバスル内に収容される即用弾は10発のみで、T-90MS戦車は従来のロシア製MBTと同じく車体内にも22発の即用弾を収容する自動装填装置を搭載している。

なぜ西側MBTのように即用弾を全て砲塔バスルに搭載しないのか疑問であるが、これはT-90MS戦車の「ウラジーミル」砲塔が西側MBTの砲塔よりかなり小柄なため、やむを得なかったのではないかと推測される。
このあたりがT-90戦車の改良型の限界であり、ロシア軍首脳部もT-90MS戦車に対してあまり芳しい評価はしていないようである。


<T-90戦車>

全長:    9.53m
車体長:   6.86m
全幅:    3.78m
全高:    2.226m
全備重量: 46.5t
乗員:    3名
エンジン:  V-84-MS 4ストロークV型12気筒液冷スーパーチャージド・ディーゼル
最大出力: 840hp/2,000rpm
最大速度: 60km/h
航続距離: 550km
武装:    51口径125mm滑腔砲2A46M2×1 (43発)
        12.7mm重機関銃NSVT×1 (300発)
        7.62mm機関銃PKT×1 (2,000発)
        9K119レフレークス対戦車誘導ミサイル・システム
装甲:    複合装甲


<T-90S/SA戦車>

全長:    9.53m
車体長:   6.86m
全幅:    3.78m
全高:    2.226m
全備重量: 46.5t
乗員:    3名
エンジン:  V-92-S2 4ストロークV型12気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル
最大出力: 1,000hp/2,500rpm
最大速度: 65km/h
航続距離: 550km
武装:    51口径125mm滑腔砲2A46M2または2A46M4×1 (43発)
        12.7mm重機関銃NSVT×1 (300発)
        7.62mm機関銃PKT×1 (2,000発)
        9K119MレフレークスM対戦車誘導ミサイル・システム
装甲:    複合装甲


<T-90A戦車>

全長:    9.53m
車体長:   6.86m
全幅:    3.78m
全高:    2.226m
全備重量: 48.0t
乗員:    3名
エンジン:  V-92-S2 4ストロークV型12気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル
最大出力: 1,000hp/2,500rpm
最大速度: 60km/h
航続距離: 550km
武装:    51口径125mm滑腔砲2A46M5×1 (43発)
        12.7mm重機関銃Kord×1 (300発)
        7.62mm機関銃PKT×1 (2,000発)
        9K119MレフレークスM対戦車誘導ミサイル・システム
装甲:    複合装甲


<参考文献>

・「パンツァー2011年8月号 財政事情と世界情勢の変化からロシア軍MBTとして復帰したT-90戦車」 鹿内誠 著
 アルゴノート社
・「パンツァー2016年10月号 いよいよロシアのMBTとなったT-90戦車の現状」 古是三春 著  アルゴノート社
・「パンツァー2023年6月号 特集 T-72はどうしてそうなった?」 藤村純佳/毒島刀也 共著  アルゴノート社
・「パンツァー2006年9月号 T-90戦車の開発、機能とバリエーション」 白井和弘 著  アルゴノート社
・「パンツァー1999年5月号 ソ連戦車カタログ(22) 主力戦車の開発」 古是三春 著  アルゴノート社
・「パンツァー2011年12月号 T-90シリーズの最新型 T-90MSの登場」 鹿内誠 著  アルゴノート社
・「パンツァー2018年1月号 2種のロシア製新型改修戦車 T-90M & T-80BVM」  アルゴノート社
・「パンツァー2019年11月号 T-72の再評価(2)」 藤村純佳/小泉悠 共著  アルゴノート社
・「ウォーマシン・レポート27 第二次大戦後のソ連軍戦車」  アルゴノート社
・「世界のAFV 2021〜2022」  アルゴノート社
・「グランドパワー2003年8月号 ソ連戦車 T-72 (2)」 古是三春 著  ガリレオ出版
・「グランドパワー2019年11月号 ソ連軍主力戦車(5)」 後藤仁 著  ガリレオ出版
・「世界の戦車(2) 第2次世界大戦後〜現代編」  デルタ出版
・「ソビエト・ロシア 戦車王国の系譜」 古是三春 著  酣燈社
・「新・世界の主力戦車カタログ」  三修社


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