●Sd.Kfz.251/18装甲観測車 Sd.Kfz.251/18装甲観測車は、砲兵部隊用の観測車両である。 本車の大きな特徴は戦闘室前部上面に構成された大きな地図用テーブルで、戦闘室からオーバーハングしており下側を7本の支柱で支えられていた。 テーブルの後面は開放されていたが、前/側面は7面構成の背の低い装甲板で覆われていた。 師団もしくは連隊本部で使用される場合には車内にFu.12無線機を搭載し、2mのロッドアンテナを装備した。 本車は当初特別な型式分類が与えられていなかったが、1944年8月24日付で「Sd.Kfz.251/18」の特殊車両番号が与えられている。 |
<Sd.Kfz.251/18装甲観測車A/B/C型> 全長: 5.80m 全幅: 2.10m 全高: 全備重量: 乗員: 6名 エンジン: マイバッハHL42TUKRM 直列6気筒液冷ガソリン 最大出力: 100hp/2,800rpm 最大速度: 53km/h 航続距離: 300km 武装: 装甲厚: 6〜14.5mm |
<参考文献> ・「パンツァー2001年11月号 AFV比較論 Sdkfz.251/M3ハーフトラック」 斎木伸生 著 アルゴノート社 ・「グランドパワー2007年9月号 ドイツ装甲兵員輸送車(1)」 後藤仁 著 ガリレオ出版 ・「SdKfz251」 山本敬一 著 デルタ出版 ・「ジャーマン・タンクス」 ピーター・チェンバレン/ヒラリー・ドイル 共著 大日本絵画 |