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ASCOD(ウラン/ピザロ)歩兵戦闘車


ASCOD歩兵戦闘車 試作第3号車 PT03



ウラン歩兵戦闘車



ピザロ歩兵戦闘車



●開発

ASCOD歩兵戦闘車はオーストリアとスペインが共同で開発した新型の装軌式IFV(歩兵戦闘車)で、オーストリア・ウィーンのSDP(シュタイアー・ダイムラー・プフ)社(現GDELSシュタイアー社)と、スペイン・マドリードのSBS(サンタ・バルバラ・システマス)社(現GDELS-SBS社)の合意(1988年)に基づいて開発着手された。
車名の「ASCOD」はそのものずばり、「オーストリアとスペインの共同開発」(Austrian-Spanish Cooperative Development)を略したものである。

オーストリア陸軍は1961~69年にかけて、各種派生型を含めて合計445両の4K4FA装甲兵員輸送車シリーズを導入し主力装軌式APC(装甲兵員輸送車)として運用した。
しかし運用を続ける内に兵員室の内部容積や機動力の不足などの問題点が指摘されるようになったため、オーストリア国防省は1970年代半ばに4K4FA装甲兵員輸送車の改良型の開発を計画した。

この改良型装軌式APC「4K7FA」の開発は、4K4FA装甲兵員輸送車シリーズの開発・生産メーカーであるオーストリア・ザウラー製作所を1969年に吸収合併したSDP社が担当し、1977年からオーストリア陸軍が保有する4K4FA装甲兵員輸送車シリーズに対し、4K7FA装甲兵員輸送車への改修作業が開始された。
最終的に、105両の4K4FA装甲兵員輸送車シリーズが4K7FA装甲兵員輸送車に改修されている。

一方、SDP社は1982年から「AICV」(Armoured Infantry Combat Vehicle:装甲歩兵戦闘車)の計画名称で、次世代の装軌式IFVに関する技術研究を開始しており、これに注目したオーストリア国防省は1985年に、旧式化した4K4FA装甲兵員輸送車シリーズの後継となる新型装軌式IFV「Kampfschützenpanzer 90」(90年代型歩兵戦闘車)の要求水準について発表した。

これに応じる形でSDP社は自社資金でオーストリア陸軍向けの新型装軌式IFVの開発に着手したが、結局オーストリア国防省は財政的な理由などから新型装軌式IFVの調達計画を撤回し、4K4FA装甲兵員輸送車シリーズを近代化改修することで就役寿命の延長を図る方針に転換した。
しかしSDP社は、近い将来オーストリア陸軍が保有する装軌式APCの耐用年数が限界に達することを見越して、新型装軌式IFVの開発を継続することにした。

一方当時スペイン陸軍は、主力装軌式APCとして運用していたアメリカ製のM113装甲兵員輸送車シリーズの耐用年数が限界を迎えようとしていたため、SBS社はスペイン陸軍向けに新型装軌式IFVを自社資金で開発することを計画した。
しかし新型装軌式IFVの開発には多大なコストと時間が必要で、またSBS社は装軌式AFVの開発経験が無かったため、装軌式AFVの開発経験が豊富なSDP社に対して1988年に新型装軌式IFVの共同開発を持ち掛けた。

同年中に共同開発契約を締結した両社は、前述のように「ASCOD」の計画名称で新型装軌式IFVの共同開発に着手した。
ASCOD歩兵戦闘車の開発を行うにあたって、SDP社とSBS社はスペインのマドリードに本社を構える共同事業体「ASCOD AIE」を設立し、ここを拠点として開発が進められることになった。

ASCOD歩兵戦闘車の試作車の製作は砲塔と車体の製造をオーストリア国内、最終的な組み立て作業をスペイン国内で行うという分業体制で進められた。
1990年に完成したASCOD歩兵戦闘車の最初の試作車PT01は戦闘重量21tで、スペインのペガソ社製の出力500hpのディーゼル・エンジンを搭載し、転輪は複列式のものが片側6個となっており、履帯はオーストリア陸軍が装備しているSK105キュラシェーア軽戦車に用いられているものと同じものを装着していた。

またPT01は後の試作車と異なり、避弾経始を重視して車体の左右側面を傾斜装甲としていた。
武装は砲塔防盾にドイツのマウザー製作所製の30mm機関砲と7.62mm機関銃を同軸装備していたが、PT01は武装の安定化装置を装備しておらず、FCS(射撃統制システム)も搭載していなかった。
続いて製作された2番目の試作車PT02は砲塔の製造をオーストリア国内、車体の製造と最終組み立てをスペイン国内で実施しており、1991年に完成した。

PT02は防御力の強化に伴って戦闘重量が26tに増加しており、それに対応してエンジンもより強力なドイツのMTU社製の出力600hpのディーゼル・エンジンに換装された他、履帯も接地圧の低減を図ってより幅広のものが用いられた。
またPT02では車内容積の確保を重視して車体側面装甲が垂直に改められ、これ以降の試作車と生産型でも車体側面装甲は垂直になっている。

PT02の砲塔にはイスラエル製のFCSが搭載されると共に、ジャイロ式安定化装置が装備されて水平・垂直の2軸方向について武装の安定化が図られた。
また砲塔の左右側面に装備されている76mm発煙弾発射機が、PT01では縦並びに各4基ずつ配置されていたのに対し、PT02以降の試作車と生産型では横並びに各6基ずつ配置するように変更されている。

PT01とPT02は1991年にスペインのセヴィヤで報道陣に公開され、1992年まで試験が続けられた。
続いて1993年から、ノルウェイ陸軍の次期装軌式IFV選定試験に供された。
この試験にはASCOD歩兵戦闘車以外に、スウェーデンのヘグルンド車両(現BAEシステムズ・ヘグルンド社)製のCV9030歩兵戦闘車と、アメリカのFMC社(現BAEシステムズ・ランド&アーマメンツ社)製のM2ブラッドリー歩兵戦闘車が参加し、1994年まで各種の評価試験が実施された。

しかし残念ながら、ノルウェイ陸軍の次期装軌式IFVにはCV9030歩兵戦闘車が採用されることになり、ASCOD歩兵戦闘車は落選する結果となった。
その大きな理由の1つとして、この時点でCV90歩兵戦闘車はスウェーデン陸軍に採用された実績があったのに対し、ASCOD歩兵戦闘車はまだ試作段階で完成していなかったことが挙げられる。

しかし本車はノルウェイ陸軍の手により徹底した評価試験が実施された結果、他国の新鋭装軌式IFVと比較した場合の問題点が洗い出され、また試験において他国の新鋭装軌式IFVに見劣りしない性能を発揮したことから、メーカー側はASCOD歩兵戦闘車を完成させれば有力な商品になるという確信を持つことができた。

1994年にスペイン国防省は陸軍の次期装軌式IFVをASCOD歩兵戦闘車に定め、SBS社に対して最終試作を指示した。
そして、ノルウェイでの評価試験によって明らかとなった問題点を反映させた3番目の試作車PT03が1995年に完成した。

PT03は兵員室の容積を拡大するために従来の試作車に比べて車体が延長されると共に、転輪が1個追加されて片側7個に増加していた。
また走行性能の改善を図って第1、第6転輪に油圧式ロータリーダンパーが装着された他、履帯張度調整装置が装備された。

近年は携帯式対戦車兵器や防弾チョッキなど、歩兵が携行する装備の増大に伴ってIFVは車体の大型化が求められるようになっており、実はCV90歩兵戦闘車も試作段階では転輪が片側6個だったのが、生産型では車体延長に伴って片側7個に増やされている。
PT03はスペイン陸軍による評価試験に供され、試験の結果が良好だったためスペイン国防省はSBS社に対し、PT03を基にASCOD歩兵戦闘車の先行生産型を4両製作するよう指示した。

そしてスペイン国防省は1996年に、「ピザロ」(Pizarro:インカ帝国を征服したスペインの軍人フランシスコ・ピザロに因む)の制式名称でASCOD歩兵戦闘車を陸軍の装備として採用することを決定した。
国防省は2010年までに最大465両のピザロ歩兵戦闘車を調達することを内定すると共に、第1生産ロットとして146両(IFV型123両、指揮車型23両)の生産契約をSBS社との間で締結した。

これらは2002年末までに、全車がスペイン陸軍に引き渡された模様である。
続いて国防省は2003年12月に、第2生産ロットとして148両(IFV型106両、指揮車型5両、砲兵観測車型28両、回収車型8両、戦闘工兵車型1両)のピザロ歩兵戦闘車の生産契約を、GDELS-SBS社(同年11月にSBS社から改組)との間で締結している。

さらに国防省は2008年2月に、80両のピザロ歩兵戦闘車を同社に追加発注した。
第2生産ロットのピザロ歩兵戦闘車は2008~13年にかけてスペイン陸軍に引き渡される予定になってるが、これらの車両は改良型の「ピザロII」と呼ばれるタイプで、FCSに改良が図られると共に、オーストリア陸軍のウラン歩兵戦闘車と同じ出力720hpの8V-199-TE20ディーゼル・エンジンに換装される予定である。

一方、オーストリア国防省も1996年に「ウラン」(Ulan:ポーランド槍騎兵)の制式名称で、ASCOD歩兵戦闘車を陸軍の装備として採用することを決定したが、政府の財政的な事情でしばらく発注は見送られ、1999年5月にようやくSSF社(シュタイアー・ダイムラー・プフ特殊車両、1998年にSDP社の軍用車両部門が独立して誕生した企業)との間で112両の調達契約が締結された。

2001年5月にウラン歩兵戦闘車の先行生産型4両がオーストリア陸軍に納入され、続いて2002年に44両、2003年に32両、2004年に34両の生産型が引き渡されて、第9、第13、第35の各機甲擲弾兵大隊に配備された。
なおSSF社は2003年11月にGDELSシュタイアー社に改組されたため、以後の生産とサポートは同社が請け負っている。


●攻撃力

ASCOD歩兵戦闘車の砲塔はSDP社が開発した「SP30」と呼ばれる2名用のもので、車体中央部に右寄りにオフセットして搭載されており、砲塔内の乗員配置は車長が左側、砲手が右側となっている。
車長席と砲手席の上部にはそれぞれ後ろ開き式の横長楕円形ハッチが設けられており、車長用ハッチの周囲には6基のペリスコープが備えられている。

砲塔の旋回と武装の俯仰は電動または手動により行われ、電動駆動の場合砲塔の旋回速度は45度/秒となっている。
また武装の俯仰角は-10~+50度となっており、大仰角が取れるため地上目標だけでなく地上攻撃ヘリコプターなどの航空目標や、建物上部に潜む敵歩兵などへの攻撃に用いることも可能である。

ASCOD歩兵戦闘車の主武装は、砲塔防盾に装備されたマウザー製作所製の82口径30mm機関砲MK30-2である。
この機関砲は二重給弾システムを備えており、目標の種類に応じて装甲目標用のAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)と、非装甲目標/航空目標用のKETF(時限信管式運動エネルギー弾)を即座に切り替えて射撃することが可能である。

この内APFSDSは砲口初速1,385m/秒、射距離1,000mにおいて110mm厚のRHA(均質圧延装甲板)を貫徹することが可能で、戦後第2世代までのMBT(主力戦車)を撃破することが可能である。
一方KETFは時限信管式の散弾で、内部に135個のタングステン製子弾が内蔵されている。
機関砲の最大発射速度は700発/分となっているが、通常はバースト射撃が基本で3発、5発、10発の射撃モードを選択できる。

これにより装甲目標、非装甲目標、航空目標に応じた射撃が可能で、30mm機関砲弾は砲塔内に即用弾200発、車体内の弾薬庫に予備弾205発の合計405発が搭載される。
機関砲弾のサイズはNATO標準の30×173mmで、CV9030歩兵戦闘車やシンガポール陸軍のバイオニクスII歩兵戦闘車が装備している、アメリカのノースロップ・グラマン・イノベーション・システムズ社製の80.3口径30mm機関砲Mk.44ブッシュマスターIIと共通である。

またASCOD歩兵戦闘車は副武装として、30mm機関砲の左側に同軸の7.62mm機関銃(オーストリア陸軍のウラン歩兵戦闘車はベルギーのFNハースタル社製のFN-MAG、スペイン陸軍のピザロ歩兵戦闘車はドイツのラインメタル社製のMG3)を装備しており、砲塔内に即用弾700発、車体内に予備弾2,200発の合計2,900発の7.62mm機関銃弾が搭載される。

対歩兵戦闘や火力支援にはこの同軸機関銃が多用されるようで、機関砲のバースト射撃と同軸機関銃による持続射撃が上手く区分されているのが本車の武装システムの特色といえる。
ASCOD歩兵戦闘車の武装は、アメリカのカーティス・ライト・コントロールズ社製のジャイロ式安定化装置によって水平・垂直の2軸が安定化されており、走行間射撃においても高い命中精度を維持することができる。

また緊急時に煙幕を張って自車を敵から隠蔽できるよう、砲塔の左右側面にドイツのKMW(クラウス・マッファイ・ヴェクマン)社製の76mm発煙弾発射機「76mmヴェクマン防護システム」を各6基ずつ装備している。
なおウラン/ピザロ歩兵戦闘車はM2歩兵戦闘車やドイツのマルダー歩兵戦闘車、日本の89式装甲戦闘車などと異なり、対戦車ミサイルを搭載していない。

これは車両の調達コストが高騰するのを嫌ったためと思われるが、ASCOD歩兵戦闘車は輸出用のオプションとしても対戦車ミサイルを用意していない。
FCSについては、ウラン歩兵戦闘車がアメリカのコールスマン社製の「DNRS」(Day/Night Range Sight:昼/夜間用サイト)ディジタルFCS、ピザロ歩兵戦闘車がスペインのインドラ社製のMk.10ディジタルFCSを採用しており、目標に対する自動追尾機能も搭載している。

視察・照準サイトは砲塔上面のハッチ前方に2基並んで配置されており、左側が車長用、右側が砲手用となっている。
ウラン歩兵戦闘車の砲手用サイトはイスラエルのエルビット社製のもので、倍率8倍の昼間用光学サイトと倍率2.8倍/8.4倍切替式の熱線暗視装置、レーザー測遠機で構成されている。

車長用サイトは倍率8倍の昼間用光学サイトで、熱線暗視装置は装備していないが砲手用夜間サイトの映像をモニターで見ることができる。
これらはディジタル弾道コンピューターとリンクされ、FCSを構成する。
一方、ピザロ歩兵戦闘車の砲手・車長用サイトは昼間用光学サイトと第1世代のSVT-02熱線暗視装置、レーザー測遠機で構成されており、ディジタル弾道コンピューターとリンクされている。

改良型のピザロII歩兵戦闘車では武装の安定化機構に改良が図られると共に、夜間用サイトが第2世代のVC2熱線暗視装置に換装される予定である。
索敵情報と射撃情報はシステム化されており、モニターに砲手が付けた照準画像に加え、目標状況と自車状況なども示されるようになっており、車長の目標判断を補助する。

ASCOD歩兵戦闘車の試作第1号車PT01では搭乗兵員の乗車戦闘能力を高めるため、後部兵員室の左右側面に各2基ずつガンポートと視察ブロックが備えられていたが、他国の新鋭IFVでは製造コストが掛かる割に効果に疑問があるガンポートはあまり採用されなくなっているため、ASCOD歩兵戦闘車も生産型ではオプションとされており、ウラン/ピザロ歩兵戦闘車では未装備となっている。


●防御力

ASCOD歩兵戦闘車の車体サイズは全長6.986m、全幅3.15m、全高2.653mとなっており、戦闘重量はウラン歩兵戦闘車が28.0t、ピザロ歩兵戦闘車が23.8tとなっている。
ASCOD歩兵戦闘車の車体と砲塔は圧延防弾鋼板による全溶接構造で、車体前面は射距離500mから発射された14.5mm重機関銃弾の直撃、その他の部分は7.62mm徹甲弾の直撃に耐えることが可能である。

また、本車はレーダー反射や赤外線反射の抑制を考慮した車体デザインを採用しているため、従来の装軌式IFVに比べて敵に発見され難いという特徴を持っており、多少は防御力の低さを補っている。
さらに、ASCOD歩兵戦闘車は砲塔と車体の前/側面に2段階のレベルで増加装甲を装着することができ、機動力と防御力のバランスをユーザーが選択できるようになっている。

レベル1の増加装甲を装着した場合、本車は射距離1,000mから発射された30mm機関砲のAPDS(装弾筒付徹甲弾)の直撃に耐え、さらにレベル2の増加装甲を装着した場合は、同条件で発射された30mm機関砲のAPFSDSに耐えることができる。
この増加装甲はボルトで固定するようになっており、容易に着脱を行うことが可能である。

なおピザロ歩兵戦闘車は、SBS社が開発した「SABBLIR」(Santa Barbara Blindaje Reactivo:サンタ・バルバラ社の反応装甲)と呼ばれるERA(爆発反応装甲)を装着可能となっているので、対戦車ミサイルや携帯式対戦車兵器の成形炸薬弾頭に対する防御力を大幅に高めることができる。
ウラン歩兵戦闘車の砲塔は前面に増加装甲がボルト止めされている他、左右側面に雑具箱を兼ねたモジュール式の空間装甲が装着されているため、砲塔の横幅が広くなっているのが特徴である。

一方ピザロ歩兵戦闘車の砲塔は、前面に楔形のモジュール式空間装甲を装着しているため砲塔前面の形状がウラン歩兵戦闘車と大きく異なる。
また、ウラン/ピザロ歩兵戦闘車は車体側面に足周りを防護するためのサイドスカートを装備しているが、ウラン歩兵戦闘車のサイドスカートが5分割式の直線的なタイプなのに対して、ピザロ歩兵戦闘車のサイドスカートはASCOD歩兵戦闘車の試作車と同様、4分割式の波状のタイプを採用しているのが対照的である。

ASCOD歩兵戦闘車の車内レイアウトは車体前部右側が機関室、前部左側が操縦室、車体中央部が全周旋回式砲塔を搭載した戦闘室、車体後部が兵員室となっている。
固有の乗員は車長、砲手、操縦手の3名である。
車内にはエンジン余熱を利用して操縦室、戦闘室、兵員室に暖気を送る暖房装置が装備されている。

操縦手席の上部には後ろ開き式の横長楕円形ハッチが設けられており、ハッチの前方には3基のペリスコープが備えられている。
このうち中央のものは、夜間用のパッシブ式暗視ペリスコープに交換することが可能である。
車体後部の兵員室の乗車定員は8名で、兵員室内にはシートベルト付きの折り畳み式座席が左側に5基、右側に3基備えられている。

なお前述のように、ASCOD歩兵戦闘車の試作第1号車PT01では兵員室の左右側面に各2基ずつガンポートが備えられていたため、兵員室内の座席は背中合わせに配置されていたが、生産型ではガンポートが廃止されたため向かい合わせの座席配置に変更されている。
また対戦車地雷の脅威に対処するため、これらの座席は車体床に固定するのではなく、天井から吊り下げる方式が採用されている。

こうすることで、車体下で対戦車地雷が炸裂した際に搭乗兵員を致命的な衝撃から防護できるようになっている。
兵員の乗降には通常、兵員室後面に設けられた右開き式の大型ドアが使用されるが、兵員室上面右側に設けられた右開き式のハッチを用いることもできる。
なお兵員室後面ドアにはガンポートと視察ブロックが各1基ずつ備えられており、搭乗兵員の降車に先立って車外の掃討射撃を行えるようになっている。

ASCOD歩兵戦闘車の試作車では、兵員室後面ドアはM2歩兵戦闘車と同じく下開きの油圧駆動式ランプドアとなっており、ランプドアの内側左寄りに縦長の右開き式手動ドアが設けられていた。
しかし生産型ではコスト削減のために、右開き式の大型1枚ドアに変更されたのである。
兵員室上面左側には周囲に7基のペリスコープを備え、上部に後ろ開き式の円形ハッチを備えた分隊指揮官用のキューポラが設けられていて、搭乗兵員の降車前に周辺状況を把握できるようになっている。

ASCOD歩兵戦闘車は他国の新鋭IFVと同じくNBC防護システムを標準装備しているが、本車に搭載されているCAC153-C1システムはNBC状況下において毎分7,500リットルの浄化空気を車内に供給することが可能である。
また被弾時の火災発生に備えて、機関室内にはハロン自動消火システムが設置されている。


●機動力

ASCOD歩兵戦闘車のエンジンは、ドイツのMTU社製のV型8気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル・エンジン(ウラン歩兵戦闘車は出力720hpの8V-199-TE20エンジン、ピザロ歩兵戦闘車は出力600hpの8V-183-TE22エンジン)を搭載している。
変速・操向機は、同国のレンク社製のHSWL106C自動変速・操向機(前進6段/後進6段)を採用している。
エンジンと変速・操向機はパワーパックとして一体となっており、約15分で取り出すことができる。

ASCOD歩兵戦闘車の走行装置は片側7個の転輪と片側3個の上部支持輪、前方の起動輪と後方の誘導輪で構成されており、サスペンションは一般的なトーションバー(捩り棒)方式が採用されている。
第1、第6転輪にはイギリスのホルストマン・ディフェンス・システムズ社製の油圧式ロータリーダンパー、第1、第2、第7転輪には油圧式バンプストップ、第3、第4、第5、第6転輪にはゴム製のバッファーが取り付けられている。
また、履帯張度調整装置も装備されている。

履帯はドイツのディール社が開発した20インチ(508mm)幅のダブルピン式履帯129C4が使用されており、これには必要に応じてゴムパッドを装着できるようになっている。
この足周りによってASCOD歩兵戦闘車は路上最大速度70km/h、路上航続距離500kmの高い機動性能を発揮する。


●改良型

イギリス国防省は2000年代に入って、陸軍が現在装備している各種AFVの後継車両調達計画を「FRES」(Future Rapid Effect System:将来型緊急展開システム)の名称でスタートさせた。
FRES計画は「SV」(Specialist Vehicle:専用車両)と「UV」(Utility Vehicle:汎用車両)の2本立てで進められることになり、イギリス国防省は国内外の兵器メーカーに対して広く提案を募った。

シュタイアー社とSBS社を傘下に収めたアメリカのGD(ジェネラル・ダイナミクス)社は、FRES SV計画に応募するためにASCOD歩兵戦闘車の改良型であるASCOD 2の開発に着手した。
ASCOD 2は機動力を向上させるためにパワーパックが一新されており、MTU社製の8V-199-TE21 V型8気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル(出力815hp)と、レンク社製のHSWL256B自動変速・操向機(前進6段/後進6段)の組み合わせに変更されている。

また履帯も、ディール社製の1028履帯に換装されている。
ASCOD 2は装甲防御力も大幅に強化されており、それに伴って戦闘重量がASCOD歩兵戦闘車より約10t重い38tに増大している。
またさらに防御力を強化するために増加装甲を装着することも可能で、その場合戦闘重量は最大42tに達するという。

ASCOD 2は、ASCOD歩兵戦闘車と同じく30mm機関砲を装備するSP30砲塔を搭載したIFV型以外に、車内スペースの拡大を図って車体上部を嵩上げし、アメリカのブラウニング火器製作所製の12.7mm重機関銃M2を装備するスウェーデンのBAEシステムズ・ボフォース社製の「リーマー」(Lemur:キツネザル)RWS(遠隔操作式武装ステイション)を搭載したAPC型と、市街戦用に防御力を強化したAPC型であるASCOD 2 PSO(Peace Support Operations:平和支援活動)が開発された。

ASCOD 2は2004年に初めて公開され、GD社はイギリス国防省に対しFRES SV計画の候補車両としてこのASCOD 2を提案した。
そして2008年11月にASCOD 2は、イギリスのBAEシステムズ社製のCV90歩兵戦闘車と共にFRES SVの最終候補に選定された。

イギリス国防省は2010年3月22日に、すでにGD社との間でASCOD 2をベースに「スカウト(Scout:斥候)SV」の名称で、イギリス陸軍向けの新型装軌式AFVファミリーの開発契約を締結したと発表した。
BAEシステムズ社はこの決定を覆そうと、CV90歩兵戦闘車の生産をスウェーデンからイギリスのニューカースル工場に移転することを国防省に提案したが、結局これは実らなかった。

同年7月1日に国防省は5億ポンドでスカウトSVの試作車7両の製作契約を締結したこと、2013年からトライアル(性能評価試験)を開始予定であることを発表した。
その後2014年9月3日に国防省は、合計589両のスカウトSVファミリーを35億ポンドでGD社に生産発注したことを発表した。

その内訳はファミリーの基本型であるIFV型が245両、APC型が93両、CCV(指揮統制車)型が112両、FROV(陣形偵察監視車)型が34両、ERV(工兵偵察車)型が51両、装甲回収車型が38両、装甲修理車型が50両となっていた。
2015年9月15日に国防省は、スカウトSVの名称を「エイジャックス」(Ajax:大アイアース、ギリシャ神話に登場する英雄でトロイア戦争において大活躍した)に変更する予定であることを発表した。

またエイジャックス・ファミリーは基本型であるIFV型が「エイジャックス」、APC型とFROV型が「エアリーズ」(Ares:アレース、ギリシャ神話に登場する戦いの神)、CCV型が「アシーナ」(Athena:アテーナー、ギリシャ神話に登場する知恵・芸術・戦術の女神)、ERV型が「アーガス」(Argus:アルゴス、ギリシャ神話に登場する100の目を持つ巨人)、装甲回収車型が「アトラス」(Atlas:アトラース、ギリシャ神話に登場する巨人神)、装甲修理車型が「アポロ」(Apollo:アポローン、ギリシャ神話に登場する芸能・芸術の神)と命名される予定であることも発表された。

一方アメリカ国防省は、陸軍の緊急展開部隊に配備する新型軽戦車の調達計画を「MPF」(Mobile Protected Firepower:機動防護火力)の名称で2017年にスタートさせた。
MPFの要求仕様の内容は主砲として105mmもしくは120mm戦車砲を装備し、重量は30tクラス、C-17グローブマスターIII大型輸送機に2両搭載することが可能なこと等であった。

このMPF計画に応募するためにGD社は、イギリス陸軍向けに開発を進めているエイジャックスの車体をベースに、105mm低反動ライフル砲を装備する3名用の全周旋回式砲塔を搭載した新型軽戦車「グリフィン(Griffin:古代ギリシャの書物に登場する想像上の生物「グリュプス」の英語名、顔は鷲で体はライオン、そして大きな翼を持っている)II」の開発に着手し、アメリカ・ヴァージニア州クアンティコで2019年9月に開催された兵器展示会「Modern Day Marine 2019」において縮小模型を公開した。

またアメリカ国防省はMPF計画と並行して、陸軍が装備するM2歩兵戦闘車/M3騎兵戦闘車の後継となる装軌式AFVの調達計画を「OMFV」(Optionally-Manned Fighting Vehicle:選択的有人戦闘車両)の名称でスタートさせており、GD社はこのOMFV計画に応募するために、グリフィンII軽戦車の派生型であるグリフィンIII歩兵戦闘車の開発も並行して進めている。
GD社は現在、国防省の要求に基づいてグリフィンIII歩兵戦闘車の試作車の製作を進めている模様である。

なお、OMFV計画にはラインメタル社が現在開発を進めている「リンクス(Lynx:オオヤマネコ)KF41」歩兵戦闘車も提案されているが、現在ラインメタル社はアメリカ国防省が指定した期日までに試作車を完成させることが困難な状況になっており、このために国防省はリンクスKF41歩兵戦闘車をOMFV計画の候補から外し、グリフィンIII歩兵戦闘車の採用を決断するのではないかと噂されている。

一方デンマーク国防省は2000年代末に、陸軍が主力装軌式APCとして運用しているM113装甲兵員輸送車シリーズの後継車両を調達することを計画し、海外の兵器メーカーに対して広く提案を募った。
GD社はデンマーク陸軍の次期APC調達計画に対し、装輪式のピラーニャ装甲車シリーズの最新型であるピラーニャV装甲車と、装軌式のASCOD 2 APCを候補車両として提案した。

デンマーク陸軍の次期APC調達計画には、BAEシステムズ社がCV90歩兵戦闘車をベースに開発したアールマディロ装甲兵員輸送車や、フィンランドのパトリア社製の装輪式APCであるAMV装甲車、ドイツのARTEC社製の装輪式APCであるボクサー装甲車なども提案されたが、結局デンマーク国防省は主にコスト面を重視して、装軌式APCに比べて安価なピラーニャV装甲車を陸軍の次期APCとして採用することを2015年に決定し、ASCOD 2 APCは選ばれなかった。


●派生型

ASCOD歩兵戦闘車には、様々な派生型が用意されている。
105mm戦車砲を装備する全周旋回式砲塔を搭載したASCOD LT-105軽戦車、対戦車ミサイルを搭載した戦車駆逐車型、81mmもしくは120mm迫撃砲を搭載した自走迫撃砲型、ドーザー・ブレイドを持つ戦闘工兵車型、回収用のクレーンを装備した装甲回収車型、装甲指揮車型、装甲救急車型などで、一部の派生型車両はすでにスペイン国防省からの発注を受けている。

装甲回収車型はスペイン陸軍の要望で開発されたもので、同陸軍は他国の陸軍のようにMBTとIFVを協同運用するのではなく、ピザロ歩兵戦闘車を中心とした各種派生型車両で構成された部隊を編制し、MBTとは独立運用することを構想しているため、専用の装甲回収車が必要となったのである。
一方オーストリア陸軍はMBTとIFVを協同で運用しているため、MBTから改造された戦車回収車の支援を受けられることから装甲回収車の調達は予定していない。

装甲指揮車型は車内に無線機を増設している他、APU(補助動力装置)が追加されている。
また砲塔の30mm機関砲は撤去され、代わりにダミーの砲身が装着されている。
装甲救急車型はIFV型から砲塔を取り除いた上で、後部兵員室内に4基の担架または8名の軽傷者の収容スペースを確保するために、兵員室の天井部分を嵩上げする改修を施したものが考案されている。

ASCOD LT-105軽戦車は、南アフリカのデネル・ランドシステムズ社製のLMT105砲塔を搭載したタイプ、アメリカのジェネラル・ダイナミクス・ランドシステムズ社製のLPT砲塔を搭載したタイプ、イタリアのオート・メラーラ社製の105LRF砲塔を搭載したタイプの3種類の試作車が製作された。
ASCOD LT-105軽戦車は当初オーストリア陸軍が導入を検討していたが結局見送られ、最近の情報ではタイ国防省が海兵隊用の装備としてLMT105砲塔搭載型を15両発注した模様である。

戦車駆逐車型はスペイン陸軍が導入を計画しており、アメリカのレイセオン社製のTOW対戦車ミサイルの連装発射機を車体上部に搭載したものが提案されている。
ミサイルの照準は、2門のTOW対戦車ミサイル発射機に挟まれた形で配置された光学照準機と熱画像照準機によって行われ、射撃後のミサイルの再装填は後部兵員室の上部ハッチから行われる。

自走迫撃砲型もスペイン陸軍が導入を予定しており、120mm迫撃砲搭載型に関しては後装式の120mm迫撃砲を旋回砲塔に搭載するものが計画されているが、現段階で実用化は行われていない。
120mm自走迫撃砲型の砲塔の候補としては、スウェーデンとフィンランドの合弁企業であるパトリア・ヘグルンド社製の「AMOS」(Advanced Mortar System:先進型迫撃砲システム)や、BAEシステムズ・ランド&アーマメンツ社製の「AMS」(Armored Mortar System:装甲迫撃砲システム)等が挙げられている。

また輸出用に対空自走砲型や自走対空ミサイル型の開発も計画されているが、まだ実用化されていない。
対空自走砲型は、KMW社製の「ワイルドキャット」(Wildcat:ヤマネコ)砲塔を搭載する予定である。
ワイルドキャット砲塔は左右側面に主武装の30mm対空機関砲MK30Fを各1門ずつ装備している他、砲塔前面に円形の追尾レーダー、砲塔後部の一段高い位置に横長長方形の捜索レーダーをそれぞれ装備している。

一方自走対空ミサイル型は、アメリカのロッキード・マーティン社製の対空/対戦車兼用ミサイル「ADATS」(Air-Defence Anti-Tank System:防空/対戦車システム)を装備するミサイル・ターレットを搭載する予定である。
このミサイル・ターレットはADATSミサイルの4連装発射機を左右に各1基ずつ装備し、ターレット後端の一段高い位置に横長楕円形の捜索レーダーを装備する他、ターレット前面に電子・光学追尾装置、Nd-YAGレーザー測遠機、ミサイル誘導用炭酸ガス・レーザー等を装備する。

また現在KMW社とGD社の手でASCOD 2の車体をベースに、「ドーナル」(Donar:北欧神話に登場する雷神トールのドイツ語圏での呼び名)の名称で装軌式の新型155mm自走榴弾砲の開発が進められている。
KMW社は2000年代に入って、「AGM」(Artillerie Geschütz Modul:砲兵砲モジュール)の名称で新型155mm自走榴弾砲の砲塔システムの開発に着手した。

AGMシステムは緊急展開部隊用に空輸が可能な軽量自走砲を提供する目的で開発されており、通常の自走砲と異なり砲塔内部は無人であり、主砲の操作は台車の操縦室内から2名の乗員がタッチパネルを使用して行う。
主砲を始めとする砲塔部分のコンポーネントには、KMW社製のPz.H.2000 155mm自走榴弾砲のものが多用されている。

AGMシステムのベース車体には当初アメリカ製のMLRS自走多連装ロケット・システムの車体が使用されたが、後にASCOD 2の車体に変更され、前述のようにASCOD 2ベースのAGMシステムには「ドーナル」の名称が与えられ、2008年6月にフランスのパリで開催された兵器展示会「ユーロサトリ2008」において試作車が公開された。
さらにKMW社は2014年から、装輪式のボクサー装甲車の車体をベースとするAGMシステムの開発にも着手している。

イスラエル国防省は、陸軍が運用している旧式なアメリカ製のM109 155mm自走榴弾砲シリーズの後継車両としてドーナル自走榴弾砲に注目し、一時陸軍への採用を検討していたが、イスラエルは過去に政治的な要因でドイツから兵器のコンポーネントの輸入を差し止められた経験があることなどから、最終的に国産の装輪式自走砲であるATMOS2000 155mm自走榴弾砲を導入する方針に転換した模様である。


<ASCOD歩兵戦闘車 試作第2号車 PT02>

全長:    6.19m
全幅:    3.01m
全高:    2.62m
全備重量: 24.8t
乗員:    3名
兵員:    8名
エンジン:  MTU 8V-183-TE22 4ストロークV型8気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル
最大出力: 600hp/2,300rpm
最大速度: 70km/h
航続距離: 600km
武装:    82口径30mm機関砲MK30-2×1 (390発)
        7.62mm機関銃MG3×1 (3,100発)
装甲厚:


<ウラン歩兵戦闘車>

全長:    6.986m
全幅:    3.15m
全高:    2.653m
全備重量: 28.0t
乗員:    3名
兵員:    8名
エンジン:  MTU 8V-199-TE20 4ストロークV型8気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル
最大出力: 720hp/2,300rpm
最大速度: 70km/h
航続距離: 500km
武装:    82口径30mm機関砲MK30-2×1 (405発)
        7.62mm機関銃FN-MAG×1 (2,900発)
装甲厚:


<ピザロ歩兵戦闘車>

全長:    6.986m
全幅:    3.15m
全高:    2.653m
全備重量: 23.8t
乗員:    3名
兵員:    8名
エンジン:  MTU 8V-183-TE22 4ストロークV型8気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル
最大出力: 600hp/2,300rpm
最大速度: 70km/h
航続距離: 500km
武装:    82口径30mm機関砲MK30-2×1 (405発)
        7.62mm機関銃MG3×1 (2,900発)
装甲厚:


<エイジャックス歩兵戦闘車>

全長:    7.00m
全幅:    3.15m
全高:    2.65m
全備重量: 28.0t
乗員:    3名
兵員:    7名
エンジン:  MTU 8V-199-TE21 4ストロークV型8気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル
最大出力: 815hp/2,300rpm
最大速度: 70km/h
航続距離: 500km
武装:    40mm機関砲CT40×1
        7.62mm機関銃L94A1×1
装甲厚:


<参考文献>

・「パンツァー2005年2月号 オーストリア/スペイン共同開発の新型戦闘兵車 アスコッド」 三鷹聡 著  アルゴ
 ノート社
・「パンツァー2010年6月号 国際共同開発 ウラン/ピサロ戦闘兵車」 北堀秦安 著  アルゴノート社
・「パンツァー2007年2月号 ASCOD戦闘兵車」 竹内修 著  アルゴノート社
・「パンツァー2013年5月号 スペインの戦闘兵車 ピサロ」  アルゴノート社
・「ウォーマシン・レポート25 世界の戦闘兵車」  アルゴノート社
・「ウォーマシン・レポート55 世界の戦闘車輌 2017」  アルゴノート社
・「世界のAFV 2018~2019」  アルゴノート社
・「世界の軍用車輌(3) 装軌/半装軌式戦闘車輌:1918~2000」  デルタ出版
・「世界の戦闘車輌 2006~2007」  ガリレオ出版
・「10式戦車と次世代大型戦闘車」  ジャパン・ミリタリー・レビュー
・「世界の主力戦闘車」 ジェイソン・ターナー 著  三修社
・「世界の装軌装甲車カタログ」  三修社
・「世界の戦車パーフェクトBOOK」  コスミック出版
・「最新陸上兵器図鑑 21世紀兵器体系」  学研
・「戦車名鑑 1946~2002 現用編」  コーエー


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